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ニュージーランドカレッジのサマースポーツ



去年の3月25日、ニュージーランドでロックダウンが施行されました。7週間にわたるロックダウンは、本当に規制が厳しく、スーパーへの買出しと散歩などの運動以外は外出禁止。街から人が消えてゴーストタウンと化しました。


その当時は、未知のウィルスへの恐怖で、訳も分からずに政府の言う通りに行動するしかありませんでした。首相の会見をテレビで見ながら、感染者数の増減に一喜一憂し、ただただ早くロックダウンが解除される事を祈る毎日でした。あれから1年が経って、日々を平和に過ごせている事に感謝しながら、また自由に海外を行き来できる日が1日も早く来ることを待ち望んでいます。


そんなニュージーランドのカレッジは、今、サマースポーツの全国大会が各地で行われています。


ニュージーランドと日本の高校のスポーツの部活には大きな違いがあります。ニュージーランドのスポーツの部活にはシーズンがあり、サマースポーツとウィンタースポーツに分かれていて、多くの学生が2つ以上のスポーツ部に所属しています。ニュージーランドのカレッジで、1年を通してずっと同じスポーツを続ける事はあまり一般的ではありません。


ちなみに、サマースポーツは、クリケット、フットサル、ボート競技、テニス、ゴルフ、バレーボール、ソフトボールなど。ウィンタースポーツは、ラグビー、サッカー、ホッケー、バスケットボール、卓球など。


ウィンタースポーツのラグビーのシーズンは3月~8月なので、シーズンオフの9月~2月はラグビーはお休みで、代わりにサマースポーツをプレーします。


そんなに長い間ラグビーしないと下手くそになっちゃうのではないか、、、と心配になりますが、今まで見てきて、特にそんな事はないようです。逆に、しばらくラグビーから離れてプレシーズンのトレーニングが始まると、早くラグビーの試合がやりたくてたまらない様子。スキル的には鈍っていても、やる気がみなぎっているのですぐに元に戻ります。


ニュージーランドでは、カレッジの間にいろいろなスポーツをする事は、身体的にも精神的にもとても良いと言われています。違ったスポーツをして、時にはラグビーではありえないような動きをすることで、柔軟な運動神経や伸びやかな思考が育ち、結果的にラグビーにも活かされるような気がします。


ニュージーランドのラグビーの試合で、時折、想像を絶するようなアクロバティックな動きを見る事がありますが、そんなスポーツ環境からきているのかもしれません。ラグビー留学生も、留学を機にニュージーランドの夏ならではのスポーツに挑戦して欲しいと思っています。

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